ミャンマーの通貨・両替事情(2018年1月)

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ミャンマーの通貨・両替事情(2018年版)


ミャンマーの通貨「チャット(Kyat)」への両替、街中での支払時の注意点などをまとめました。こちらの情報は2018年1月のものになります。

空港でも街中でもレートは大差なし

たいていの国では劣悪な空港のレートを避け、街中で両替が鉄則ですが、ミャンマーは例外です。

ヤンゴン国際空港の場合、入国審査後の手荷物受取エリアに多数の両替所があり、それぞれ微妙に異なるものの市内と遜色ないレートで両替できます。ただし、両替可能な通貨は「USドル」「ユーロ」「シンガポールドル」「タイバーツ」「マレーシアリンギット」の5通貨だけです。

事前にこれらの通貨を十分に持っていれば、空港で両替を全て済ませることができますが、日本円の場合は街中での両替が必要になるので注意です。

空港で外貨なしでチャットを入手する場合は、ATMでのキャッシング一択となります。手数料がかかるので、ある程度の額を下ろすならキャッシング、少額なら国内等でUSドルを入手しておき両替が良さそうです。

日本円からの両替はヤンゴン市内がおすすめ

日本円からチャットに両替する場合は、以下の両替所がおすすめです。わざわざ事前にUSドルやシンガポールドルへ両替していくくらいなら、素直に日本円からチャットに両替した方がレートは良いです。以下の2両替所間でレートは微妙に違いますが、比較する手間を考えると近い方で替えたほうが良いくらいの誤差です。

両替時は5000チャット札にしてもらう

1万円や100ドル両替すると1万チャット札で受け取ることになりますが、1万チャット札は現地では高額紙幣なので何かと不便です。1万円分くらいなら頼めば全て5000チャット札に替えてもらえるので、交渉してみると良いです。全てが不可でも一部替えてもらえると市中の決済で役立ちます。

少額紙幣はレートが悪いので注意

ミャンマーに限ったことではないですが、高額紙幣にくらべて小額紙幣は両替のレートが悪くなります。

ただ「チャット->他国通貨」の逆方向の両替は紙幣額面によるレートの違いは無く、そもそもの逆両替のレートも悪くないです。大目に両替して、余った分をUSドルに逆両替した方が良かったということも起こります。色々考えるくらいなら大目に両替してしまうのも1つの手です。

【最重要】汚れた紙幣には要注意

ミャンマーにおいて最も気をつけるべきポイントは紙幣の汚れです。紙幣といってもミャンマーのチャットではなく両替の原資となる外国通貨です。

数年前に比べるとやや寛容になった気がしましたが、それでも「折り目がついている紙幣」や「汚れている紙幣」の両替や使用は平然と拒絶されます。運良く許容してもらったとしても、両替ではレートが悪くなります。

ミャンマーに持っていく紙幣は、絶対に折り目がつかないように注意して持ち運びましょう。また両替で外貨を手に入れる時は、新札での両替を要求しましょう。シンガポールバンコクでは応じてもらえました。

USドル建料金の支払はドルでもチャットでも可

ミャンマーではホテルやゲストハウス、観光地の料金がUSドルになっていることがありますが、ほとんどの場合はチャットでの支払いが可能です。ただし、チャットへの換算はそれぞれ独自に設定したレートで行うので、どちらがお得かはまちまちです。

ゲストハウスなどはどちらでも大差ないことが多く、観光地は見直しが頻繁じゃないのかレートに乖離が出ていることが多いです。いずれにせよ、現在のレートを把握しておき、都度換算してみるのがおすすめです。ちなみにUSドルで支払う場合は、それなりに綺麗な紙幣じゃないと拒絶されます。

まとめ

「空港で日本円が両替できないこと」と「汚れた紙幣が拒絶されること」の2点に要注意です。それ以外はそこまでシビアにならなくて良いので、両替してしまえば気楽に旅が楽しめます。